受験基礎知識

海外からの高校受験

7. 帰国生入試の必勝法

ここでは、首都圏の3教科型の私立高校入試を例にとって説明します。私立高校の入試の場合、ほとんどが300点満点の試験で6〜7割程度得点できれば合格することが可能です。つまり、6割だとすれば3科目合計180点程度で合格可能なのです。実際、早稲田実業高等部(東京)の平成25年度入試の合格者最低点は男子が173点、女子が161点でしたので、6割以下の得点で合格可能なのです。

180点の合計点を目指す場合、3教科で60点ずつ得点する必要はありませんので、教科特性と自分の得意科目・不得意科目を考えてシミュレーションしてみることが大切ですが、一般的に言って、3教科の中で最も計算できる教科は英語ではないでしょうか。海外生の場合、中学3年1学期までに英検で準2級や2級を取得している生徒がほとんどですから、彼等にとって、高校入試の英語で80点を取ることは決して不可能ではありません。そうした場合、国語と数学で50点ずつ得点できれば合格最低点を超えることができるわけです。

つまり、3教科型の私立高校入試を突破するためには、英語の学力の安定が何よりも求められるということです。ですから、英語圏の現地校に通う帰国生は、国語や数学をしっかりと対策しておくことで、こうした入試では圧倒的に有利に展開できます。また、日本人学校に通っている場合には、英語の学習は、学習指導要領の範囲内での学習で満足せず、高校での学習範囲まで踏み込んだ意欲的な学習が求められます。

(例)早稲田実業の合格最低点

年度受験者平均合格最低点
英語数学国語男子女子
2014年度52.741.369.6181169
2013年度60.142.852.6173161
2012年度57.142.165.9181188
2011年度64.549.644.5177177
2010年度52.352.365.9186190
2009年度54.442.865.0174182

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