わかば深圳教室

教室長ブログ

わかば深セン教室 STEM教育の実践。

 わかば深セン教室で実践しているSTEM教育につながる取り組みについてご紹介します。

水中シャボン玉の実験 STEM教育(Science & Mathematics)


シャボン液の実験。小さな科学者たち。

 わかば深セン教室の「パスカルアカデミー」というコースでは、数理能力、言語能力を磨き、そして科学実験を通じて「観察する」「思考する」トレーニングを実践しています。
 今日は、シャボン液を使った実験が題材です。
 シャボン液をストローをスポイト代わりにして、吸い込み、それをゆっくりシャボン液の中に落とすと、液体の中にシャボン玉(?)ができます。なぜ、シャボン液の中にシャボン玉(?)ができるのか?このクラスでは、その場ですぐにこの現象に関する解説を行いません。
 まず何が起こってるのかを何度も何度も試して観察します。そして、何かに気付いたら、その場でどんどん発言してもらいます。


シャボン液の中にシャボン玉?

 通常は、この実験を行った後、生徒たちは解答を得ずに授業は終了します。そして、宿題は、その実験で起こっている現象について考えたり、調べたり、家で自分で実験してみたりすることになります。それを翌週の授業でそれぞれの意見を発表し、再現実験を行ってから、みんなで1つのレポートにまとめます。


色をつけて実験すると気づくことがあるかも!?

 この実験では、シャボン液の濃度が鍵を握っています。学習する学年にもよりますが、ここで割合、濃度の計算が必要になってきます。多くの子供達が嫌いな濃度の計算ですが、この実験を成功させるには、避けては通れません。しかし、子供達は成功させたい実験があるので、普段は嫌いな計算でも必要であれば厭わないものです。
 日本の理科の学習の場合、現象面か、算術面にフォーカスされることが多いかと思いますが、STEM教育の真髄は、ここでしっかり必要な計算を組み込んであげることにあります。自分で問題に気づき、問題を解決するためのツールとしてMathematicsを活用します。小さいうちからこのような経験をしていれば、「算数なんて何の役に立つの?」という疑問は消えてなくなるかもしれません。

mbotでスクラッチを体験。STEM教育(Science & Technology)


Makeblock社のmbot。

 スペシャル授業であった今日、このクラスで初めてプログラム言語の「スクラッチ」に挑戦してみました。スクラッチで動かすのは、Makeblock社が開発したSTEM教育用ロボットのmbotです。Makeblock社は、わかば深セン教室のある深セン市で生まれた企業で、国内外から注目もどんどん高まっている企業です。
 私たちの教室はそんな面白い企業のすぐ近くにあるわけですから、地の利を生かさない手はありません。
 今日は、初めてということで、チュートリアルを使いながら、mbotの持つ機能と、スクラッチの基本形を学びました。そして、基本形を学んだ後はお楽しみの自由時間です。子供達の本当の学びはここから始まるといえます。mbotの持つライントーレス機能を利用するために、黒色のビニールテープを使ってコースを作ります。


何が原因でロボットが走ることができないのかを自然と考える。

 この時、子供たちが発見したのは、コースの曲がりが急すぎるとmbotが対応できずにコースアウトしてしまうことです。今日初めて触った子供がこれに対応するプログラムを書き換えることはできませんが、コースを形を変形させながらロボットがうまくコースを走りまわれるように工夫しはじめます。
 ロボットを使った教育の最大の強みは、あたかも遊んでいるように見えて、実際は子供たちが自主的に問題を発見し、それを解決するために工夫しはじめる点にあります。STEM教育では、Science、Technology、Engineering、Mathematicsの各分野を単純に伸ばすのではなく、その根底にある「自ら問題を発見する」「問題を解決するために思考する」ことを重要視しています。子供達が楽しいと思えれば、子供達は勝手に学びはじめます。
 パスカルアカデミーでは、スクラッチだけではなく、今度はビスケットにも挑戦してみたいと思います。お楽しみに!


教室長渡辺 敦

わかば深圳教室長、深圳日本人補習校の進路・教務アドバイザー。大連、内モンゴル、蘇州、香港を経て、現在は深圳在住。海外教育歴は15年。イノベーション都市深圳にて、「深圳×教育」をテーマに深圳独自の教育を提供すべく活動中。教育現場では言語習得と認知能力の相関関係「ダブルリミテッド問題」について実践的な指導を研究している。また「中国の受験問題」と「日本の人口減」の解決策として中国人学生の日本留学の環境整備を進める。